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【絶景を行く】セブンシスターズの崖に沿って歩く20kmのハイキングコースの全容。Seaford駅 ~ Eastborn駅 

2021年6月4日

イングランド南部にある崖「セブンシスターズ」。

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イギリス海峡に面した、白い石灰質の崖です。

ロンドン市内から日帰りで行けるハイキングコースとして、国内でも人気のトレイルコースです(と、教えてもらいました)。

トレイルのコース全容

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https://www.alltrails.com/explore/trail/england/east-sussex/seaford-to-eastbourne-via-seven-sisters

この度は西から東、シーフォード駅(緑の丸)からイーストボーン駅(黒い丸)までの約20キロのコースです。

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https://www.alltrails.com/explore/trail/england/east-sussex/seaford-to-eastbourne-via-seven-sisters

ただし前半にある川は浅いので、今回は川を歩いて渡りました。

ですので、2.5キロ程ショートカットしました。

その為、20キロのトレイルですが、実際歩いた距離は約17.5キロほどに。

おすすめの持ち物

服装

周囲の人々はハイキングブーツにリュック、という本格派の人が多かったです。

私はハイキングブーツは持っていなかったので、スニーカーにジーンズ、という軽装で臨みましたが、問題なく登れました。

天気が良くても風が強いので、着脱しやすい羽織ものは必須です。

私はTシャツの上に時々薄手のパーカー。風が吹いた時にはユニクロのライトダウンを着ましたが、トレーナーくらいの厚手のものでも大丈夫だと思います。

持ち物

・水、食料

途中にカフェらしきものはあるものの、混んでいますし、持参された方がよろしいかと思います。

何よりセブンシスターズの上でのピクニックは気持ちが良いです。

・日焼け止め対策用品

日の照り方からは想像できないほど紫外線が降り注いでいます。

日焼け止めは絶対に塗ってください。

(夫は丸焦げになりました。本人は喜んでいますが、やけどの薬を塗る始末です。)

・ビーチサンダル

2、3メートル程の川を渡る時に使います。無くても裸足で渡れるのでお好みで。

足ふき用にタオルも必要です。

・トイレットペーパー

途中のお手洗いはティッシュが切れていることが多いです。

私はポケットティッシュを持っていたので事なきを得ました。

こういうトレイルの時はトイレットペーパーを1ロールごと持って行けば安心ですね。

電車で行きました

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車でドライブされる方も多いかと思いますが、電車で行きました。

現地には10時半頃到着、帰りの電車には16時半頃乗ったので、滞在時間は6時間ほど。

ロンドン市内から2時間弱、往復30ポンド

行きはロンドンブリッジ駅から途中のリーズ駅で乗り換えて、シーフォード駅まで。

帰りはイーストボーン駅からロンドンブリッジ駅まで直通です。

一人当たりの定価は往復30ポンド程。

ビクトリア駅から行く人も多いようです。

時間にはゆとりを持って(自戒)

事前にネットでチケットを購入していても、駅で発券しなければならないので、時間に余裕をもって駅に着くのがよろしいかと思います。

私はいざ家の最寄り駅から乗ろうと思ったら、ロンドンブリッジ駅までの電車が終日運休(よくある)、代わりのバスにも乗り遅れ(よくある)、発車時刻ぎりぎりに到着(いつものこと)。

発券が間に合わない場合はそのまま電車に乗ってしまってよいのですが、後々スタッフに発券作業をしてもらったり、色々心配事ができるので、早めの行動に尽きますね。

無事に予定の電車に乗りまして、片道2時間弱の電車旅です。

天気の良い週末だったせいか、電車内は同じ目的地の人たちでいっぱいでした。

とっても人気のスポットのようです。

いざ、トレイルスタート!

ここからが長いですよ。

適度に飛ばしながらご覧ください。

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シーフォード駅から、ハイキングブーツ姿の人たちの後を付いていくと、遊歩道の始まりらしき道が。

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緩やかな坂を歩いていくと、早くも崖っぽい崖。

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そして前にはチョーク質の白い崖が。

「セブンシスターズにやってきた感」がむくむくと湧いてきます。

でもこれはまだセブンシスターズではありません。

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更にゆるやかな坂を登っていきます。

日曜日の午前中。多くの人が訪れています。

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登りきるとそこには正真正銘のセブンシスターズが!

実際に道のりを目にすると遠さを実感します。

ゴールが遠いです笑。

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歩いてきた道を振り返ってみると、緑と青の色が美しい景色です。

いつ振り返っても美しいコースでした。

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ピークが7つ並んでいて、姉妹のように見えるので「セブンシスターズ」と名付けられています。

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前述した川がこちら。

深さは足首程、幅は2,3メートル。

とても迂回する気にはなりません。

ここだけビーチサンダルに履き替えて渡りました。裸足で渡っている人も多数。

5月でしたがまだまだ水は冷たいです。

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ビーチには小石が広がります。

それにしても海の綺麗さよ。

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足を拭いてスニーカーにまた履き替え、ここから先に進みます。

一つ目のシスターズがいよいよ目の前です。

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麓には登る者を縮み上がらせる立札が。

ここはちょっぴり急な坂なので、慎重に登ります。

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息上がります。

所々、白い石灰質の地肌が見えていて、4,5㎝の石ころが上から転げ落ちてきます。ひー!

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息が上がったので一旦後ろを振り返ります。

ああ、綺麗です。

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崖沿いはこのように、柵も何もありません。

落ちないように、端から一定の距離を保ちながら進みます。

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風雨により削り取られた崖のラインがとても美しいです。

チョーク質の為とてももろく、年々削り取られ続けています。

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海の反対側は緑鮮やかな草原が広々と広がっています。

羊が放牧されたりしていて、ほのぼのした感じ。

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恐る恐る端まで行ってみると、いつ崩れ落ちてもおかしくないヒビがあちこちに。

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そして振り返ります。ああ、綺麗だ。

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コースの真ん中あたりにはカフェやトイレなどの施設が。

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けれど案の定、お手洗いには長蛇の列が。

結局寄らないまま先に進みます。

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何度振り返っても、いいですねぇ。

私のスマホはオンボロのiPhone7なので、鮮やかさに欠けるのが残念です。

いいカメラだともっと綺麗に映っただろうに…。

写真ではお伝えできませんが、肉眼で見るとそれはそれは美しい絶景です。

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トレイルの途中。

本気で崩れそうな箇所には柵が張ってあります。

この部分も近いうちに、崩れていってしまうのですね。

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もくもくと歩きます。

もう何番目のシスターズなのかはわかりませんが、きっともう終盤です。

とりあえず歩きます。

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セブンシスターズを歩き終えた先にはご褒美のパブが。

しかし長蛇の列ができていたため、結局ここも立ち寄らずに先に進みました。

お手洗いはこの建物の先にある駐車場にあります。

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丘の上には黄色いお花畑。ここは天国なのか…。

そして前方に広がるのはイーストボーンの街並み。

本日のゴールです。

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イーストボーンの街並みはちょっとしたビーチリゾートのような雰囲気です。

素敵なおじい様おばあ様方の姿が多く見られました。

優雅な時の流れを感じます。

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電車に乗る前に、ビーチのテラス席で乾杯です。

カクテルの名は「なんとかかんとか」。名前は忘れました。

イギリスの夏の飲み物と言えばピムスが有名ですが、こちらも夏の定番のお酒だそうです。

見た目はカンパリのような色ですが、甘さの少ないスッキリとしたお味。

確かに、夏にぴったりです。

所感

ロンドンから日帰りで行ける場所に、これほどにも広大な自然を感じられる所があるとは、大変驚きました。

5,6時間のウォーキングでしたが、道のりの間中ずっと美しく広々とした景色に囲また素敵なコースです。

とても気持ちのいい時間でした。

ロンドン市内だけでも十分魅力的なのに、その上ちょっと足を伸ばせばこんなにも素晴らしい絶景を拝むことができるなんて、「強いな、ロンドン。」と思わされた一日でした(一体何と戦っているのやら)。

映画『ハリーポッターと炎のゴブレット』のロケ地としても有名です。

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