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【ダブリン観光】美しすぎる図書館、トリニティカレッジを訪問。

2022年4月10日

アイルランドはダブリン。

街の中心地にあるトリニティカレッジ内にある旧図書館は一大観光スポットとなっています。

私もどうしても行きたかったこの場所。

何故かというと、司馬遼太郎著の『街道をゆく30 愛蘭土紀行Ⅰ』の表紙となっているからです。

なんて美しい表紙

トリニティカレッジはダブリンの街の中心地にあり、とても行きやすい場所にあります。

学生さんに混じり、観光客たちがするすると門をくぐっていきます。

門の扉に一回り小さくくりぬかれたドアをくぐる瞬間はどきどき。

残念ながらワンちゃんは立ち入り禁止です。

門を抜けると歴史深そうな建物と塔に囲まれた広場が。

街の様子同様、カレッジ内は落ち着いているように感じました。

さすが名門、しっかりと学問に励めそうな雰囲気が漂っています。

広場の右奥には旧図書館の建物。

表紙の絶景まですぐそこです。

入場後、資料館や国宝『ケルズの書』の展示を抜けていくと、お目当ての図書館に。

う、美しいです…。

建物は1712年に建設が開始、1732年に開館。

もともとは下の階だけでしたが、蔵書スペース確保の為に1861年に上の階が増設されました。

幅12m、長さ64mの大きな館内には、オーク材の本棚に約20万冊がびっしりと納められています。

「J」と「U」がない

本棚のアルファベットには「J」と「U」が飛ばされています。

帝政ローマ時代のラテン文字には「J」と「U」が存在しなかった為です。

何度も何度もシャッターを切ってしまう、とても美しい空間でした。

渾身の一枚はコチラ。

表紙と背景を見事にシンクロさせてみました。

よく見ると表紙の写真は図書館の二階部分から撮影されいますが、

二階部分は関係者以外立ち入り禁止となっておりました。

トリニティカレッジ図書館
住所:Old Library, College Green, South-East Inner City, Dublin 2, D02 VR66
営業日:毎日
営業時間:09:30~17:00(月は16:30閉館)
入場料: €18

このチケットでアイルランドの国宝『ケルズの書』も見ることができます。

『Book of Kells ケルズの書』とは
西暦800年ごろに製作された、キリスト教新約聖書の装飾写本。アイルランドの国宝。

大変厳かに展示されていました。

入場料ちょっと高いな~…とは思いつつも、美しい館内は必見でした。

ダブリン市内の観光は以下をご覧ください。↓

ダブリンのアイリッシュパブ巡りはコチラ
甘党の方はコチラ

図書館と『愛蘭土紀行Ⅰ』

以下、本の内容について少し触れていますので、ネタバレがお好きでない方はご注意ください。

朝日新聞出版の司馬遼太郎著 新装版『愛蘭土紀行Ⅰ』の表紙になっているトリニティカレッジ図書館。

初めにオチを申し上げると、司馬遼太郎氏はこの図書館には立ち寄っていません。

本書の中でトリニティカレッジに立ち寄りかける場面は出てくるものの、時間の関係で訪問せずにダブリンを去っています。

私はこの図書館の訪問段階で『愛蘭土紀行Ⅰ』の途中までしか読んでおりませんでしたが、

なんせ表紙に使われているくらいの美しい図書館です。

きっと司馬遼太郎氏はこの図書館に立ち寄り、さぞ感動したなり、歴史の流れを感じたなり、なにかしら感情を揺さぶられた思い出の地に違いない。

このダークオークの本棚で当時学問に励んだ当時の学生たちの姿…。

窓から差し込む日の光に照らされて輝きさえ見せる歴史ある何万もの本たち…。

この同じ場所に立ち、司馬氏は一体何を感じ何を思ったのだろうか…。

私はなんなら『街道をゆく』シリーズの聖地巡礼のつもりでこの図書館の訪問をしたわけです。

(実際、図書館の中心で本を掲げ「司馬先生!! 私も来ましたよぉぉぉ!!」と叫んだ。(小さな声で。))

そしてダブリン旅行から帰り、本の残りを読み進めました。

しかし読めども読めどもこの図書館は出てきません。

図書館どころか彼はダブリン滞在もそこそこに、アイルランド島の西にある「アラン島」へ向かっています。

「一体いつ図書館での感動話が出てくるんだ?!」と続く『愛蘭土紀行Ⅱ』を読み進めますが、結局彼がこの図書館を訪問することはありませんでした。

え…図書館行ってない…

が、読了後の第一声。

まんまと出版社さんの表紙戦略に乗せられてしまったようです。

この素敵なダブリンをすっ飛ばしてまで向かったアラン島、気になります…。

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